B型肝炎ワクチンの役割、重要性について。
2012年 05月 28日
近頃B型肝炎ワクチンへの関心が高まり、ご家族様よりご質問を受ける
機会が多くなりました。
このため本ワクチンの役割、重要性についてまとめたいと思います。
B型肝炎ワクチンはB型肝炎ウイルス(HBV)の感染予防ワクチンです。
HBVは長期にわたり肝臓を傷めたり肝癌を引き起こす可能性があります。
また急激に強い肝炎を起こすこともあります。
特に新生児期から3歳頃までに感染すると高い確率でウイルスが肝臓に居座り
続ける状態になってしまいます。
現在、HBV感染の積極的な予防は、HBVに感染している妊婦さんから生まれる
赤ちゃんを中心に行われています。
しかしHBVの感染経路は出産時の母子感染のみではありません。
感染者の涙、汗、唾液などの体液によっても感染の可能性があります。
つまり接触する機会が多い同居家族やお友達に感染者がいた場合、
お子さまへの感染リスクがあるわけです。
しかしHBVに感染されている方は多くが無症状であり、感染している
ことにさえ気づいていないことがほとんどです。
ワクチンはこの「つかめない感染リスク」からお子様を守る1番の手段です。
先に述べたように、生後から3歳頃までの感染を予防することは重要であり、
特にこの時期に集団生活を始める保育園児、またはその予定があるお子様には
強くお勧めします。事実、保育園での集団感染の報告があります。
もちろん同居家族の方にHBV感染されている方がいる場合も同様です。
B型肝炎ワクチンは他のワクチンと同様、同時接種が可能です。
生後よりどの時期でも接種できます。
特にうつべき予防接種が多い乳児のお子様では、時期により他のワクチン
との同時接種をお勧めします。
以下、B型肝炎ワクチンの情報を記します。
・不活化ワクチン(接種後1週間で他のワクチンを接種出来ます。)
・基本スケジュール
1回目 → 4週(約1ヵ月)後に2回目 → 16-20週(約4-5ヶ月)後に3回目
・当院での接種費用 1回5000円(改訂しました。詳しくはこちら)
・通常3回の接種で十分な効果(抗体量)を得られますが、抗体のつき方、
またはその持続がご心配の方は抗体検査も行いますのでご相談ください。
(但しこの場合の抗体検査は保険が使えず、自費となります。)
機会が多くなりました。
このため本ワクチンの役割、重要性についてまとめたいと思います。
B型肝炎ワクチンはB型肝炎ウイルス(HBV)の感染予防ワクチンです。
HBVは長期にわたり肝臓を傷めたり肝癌を引き起こす可能性があります。
また急激に強い肝炎を起こすこともあります。
特に新生児期から3歳頃までに感染すると高い確率でウイルスが肝臓に居座り
続ける状態になってしまいます。
現在、HBV感染の積極的な予防は、HBVに感染している妊婦さんから生まれる
赤ちゃんを中心に行われています。
しかしHBVの感染経路は出産時の母子感染のみではありません。
感染者の涙、汗、唾液などの体液によっても感染の可能性があります。
つまり接触する機会が多い同居家族やお友達に感染者がいた場合、
お子さまへの感染リスクがあるわけです。
しかしHBVに感染されている方は多くが無症状であり、感染している
ことにさえ気づいていないことがほとんどです。
ワクチンはこの「つかめない感染リスク」からお子様を守る1番の手段です。
先に述べたように、生後から3歳頃までの感染を予防することは重要であり、
特にこの時期に集団生活を始める保育園児、またはその予定があるお子様には
強くお勧めします。事実、保育園での集団感染の報告があります。
もちろん同居家族の方にHBV感染されている方がいる場合も同様です。
B型肝炎ワクチンは他のワクチンと同様、同時接種が可能です。
生後よりどの時期でも接種できます。
特にうつべき予防接種が多い乳児のお子様では、時期により他のワクチン
との同時接種をお勧めします。
以下、B型肝炎ワクチンの情報を記します。
・不活化ワクチン(接種後1週間で他のワクチンを接種出来ます。)
・基本スケジュール
1回目 → 4週(約1ヵ月)後に2回目 → 16-20週(約4-5ヶ月)後に3回目
・当院での接種費用 1回5000円(改訂しました。詳しくはこちら)
・通常3回の接種で十分な効果(抗体量)を得られますが、抗体のつき方、
またはその持続がご心配の方は抗体検査も行いますのでご相談ください。
(但しこの場合の抗体検査は保険が使えず、自費となります。)
by gotaped
| 2012-05-28 20:19