百日咳について

近頃、足立区内の感染症調査で百日咳の発生報告があり
学校や施設などで注意喚起がなされているようです。

百日咳は赤ちゃんの頃にうける「三種混合」ワクチンにも
含まれる細菌による感染症です。

そのためか「小さい子や赤ちゃんの病気」と思われやすいですが、
実はワクチンの効果が弱まる小学生や青年、成人にも意外と多く
みられます。

最初は普通の風邪症状ですが、一般的な症状の薬ではおさまりが悪く
1-2週間程咳が長引くときに疑いが持たれます。

典型的には5-10回程度、”コンコンコンコン!”と激しくせき込んだ後、
”ヒー”と大きく息を吸うような特徴的な咳こみが見られます。

しかしワクチン接種を済ませた方や、青年期以降はあまり典型的な
咳は見られず、ただ「長引く咳」として認めることが多いです。

日頃の診療では咳が長い時に必ず考慮に入れる病気の一つです。

治療で使用する抗生剤は百日咳以外の長い咳の治療でもおなじみの
ものであり、当院でも咳のおさまりが悪い時に処方しています。

咳の症状が続く、普段の風邪より咳がつらいなどがありましたら
早めにご相談ください。

特に赤ちゃんにとっては咳症状以上に、肺炎や無呼吸、けいれん等
重大な合併症を起こす可能性のある感染症であります。

おうちに赤ちゃんがいる場合は、ご家族の早めのケアと、赤ちゃんに
「三種混合」接種を行うことで予防や軽症化することが大切になります。

「三種混合」は保健所に申し出れば生後3か月以降から接種可能な
ワクチンであり、百日咳予防のため早めの接種が勧められます。
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by gotaped | 2010-07-09 20:00